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ひがし薬局健康ニュース令和3年2月号 新聞版
ひがし薬局健康ニュース令和3年1月号 新聞版
福岡県では、1月14日の「緊急事態宣言」の再発令されました。
一人一人の行動が、ご自身はもとより、家族、周りの人の命を守ることになります。
感染拡大に歯止めをかけるため、手洗いうがいなどしっかり行い、体調管理を気を付けてください。
しっかりと睡眠をとることも大事ですよ(^_-)-☆
よく眠れるために(=∀=)
睡眠について考えよう
☆快眠するためにはどうすればよいか?
1.就寝2~3時間前頃から以下のストレスを控えるようにしましょう!
○食事:就寝の2~3時間前に終わらせましょう。
○運動:就寝前の激しい運動は避けるように。昼間から夕方の運動は良いです。
○熱い風呂:就寝の2~3時間前までに入りましょう。
○カフェイン:夕方以降は飲まないようにしましょう。
○アルコール:眠りの質が悪くなるので、深酒はしないようにしましょう。
○パソコン:ブルーライトには強力な覚醒作用があるので就寝前にスマホ、テレビは見ないようにしましょう。
2.朝、太陽の光を浴びましょう!
太陽の光には脳の覚醒作用があり、気持ちよく目覚めることがあります。
朝、太陽光を浴びると、体内時計がリセットされ、睡眠ホルモンメラトニンがでて、寝つきが良くなります。
3.起床時間の計算
人の睡眠はレム・ノンレム睡眠があり、脳が覚醒しているレム睡眠の時に目覚めるのが、すっきり目覚めるコツです。
周期は90分単位で4.5時間、6時間、7.5時間の睡眠時間がレム睡眠に当たります。
4.長寝しない
休日に平日より長めに睡眠を取る時は(※体内時計が乱れるので)普段の睡眠時間+2時間までが良いといわれています。
☆高齢者に必要な睡眠時間
睡眠時間:高齢者に必要な睡眠時間は7~8時間で、最低でも5~6時間です。
※昼寝のしすぎに注意が必要です。15~30分くらいがベストです。
ひがし薬局健康ニュース令和2年12月号 新聞版
感染対策でこの冬を乗り切ろう!!
インフルエンザと新型コロナの違いは?
インフルエンザ | 新型コロナ | |
症状の有無 | しばしば高熱を呈する | 発熱に加え味覚・嗅覚障害を
伴うことがある |
潜伏期間 | 1~2日 | 1~14日 |
無症状感染 | 10% 無症状の場合、ウイルス量は少ない | 数-60%
無症状でもウイルス量多く 感染力が強い |
ウイルス排出期間 | 5~10日 | 感染力があるウイルス排出期間は10日以内 |
ウイルス排出の
ピーク |
発病後2~3日後 | 発病1日前 |
重症度 | 多くは軽症-中等症 | 重症になりうる |
致死率 | 0.1%以下 | 3~4% |
ワクチン | 季節ごとに有効性は異なる | 開発中 |
治療 | 抗インフルエンザウイルス薬がある | 軽症例については確立された治療薬はない |
感染を予防するためには
★基本的な感染予防の実施
手洗い:外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前など、こまめに石けんで手を洗いましょう。アルコール製剤による手指消毒も有効です。
★不要不急の外出の自粛
★「3つの密」を避けましょう
1.密閉空間(換気の悪い密閉空間)
2.密集場所(多くの人が密集している)
3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や共同行為が行われる)
発熱などの症状がある場合
↓
・かかりつけ医など地域で身近な医療機関に電話相談
・相談する医療機関に迷う場合は「受診・相談センター」に電話
ひがし薬局健康ニュース令和2年11月号 新聞版


その症状「うつ」かも!?
★ うつ病はどんな病気?
うつ病は、さまざまな原因により、脳細胞の活動性のバランスが崩れることでおこります。そのため、こころのエネルギーが欠乏してしまったような状態になります。こころのエネルギーが欠乏してしまうと、こころの症状やからだの症状があらわれます。
憂うつで気分が落ち込むことは誰にでもありますが、うつ病は、長期間にわたり強い抑うつ症状が続くことで生活に支障が生じます。人によっては、こころの症状よりも、睡眠障害や頭痛、食欲不振などのからだの症状の方が目立つ場合もあります。
★ うつ病の症状
こころの症状
・抑うつ気分
・不安・あせり
・遠くへ行きたい・消えてしまいたい
・興味または喜びの喪失
・意欲の低下・おっくう感
・自分を責める
・会話や本などの内容が頭に入ってこない
からだの症状
・睡眠障害
・食欲の減退
・疲労感・倦怠感
・動悸・息苦しさ・口が渇くなど
・からだの重さや痛み
★ うつ病の原因
うつ病の原因は、1つではなく、遺伝的要因や身体疾患、これまでの経験、性格、自分を取り巻く環境、そしてストレスが積み重なり、脳細胞の活動性のバランスが崩れることで発症します。
また、うつ病の多くは、重要なできごとや、慢性的な過労状態など、ストレスを感じるような状況の後で発症します
★ うつ病の治療法
うつ病の治療は、大きく分けて「休養」、「薬物療法」、「精神療法」があります。
「休養」
うつ病では、脳細胞の活動性のバランスが崩れているため、休養して脳を休ませる必要があります。うつ病の治療では、「休むこと」も大事なことなのです。休養の秘訣はとにかく何もしないことです。
ただ、生活リズムが崩れるなど、症状が悪化するリスクが考えられる場合は、休養せずに治療を行うこともあります。
「薬物療法」
うつ病では、脳内で脳細胞どうしの連絡を担っているモノアミンという物質の働きが弱まっていると考えられています。そのため、脳細胞の活動性のバランスが崩れてしまいます。
薬物療法で用いる抗うつ薬には、モノアミンの働きを強くする作用があります。うつ病に関連するモノアミンには、セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンがあります。なかでも、セロトニンは不安や緊張、衝動性に、ノルアドレナリンは興味や意欲に関係することが知られています。
また、症状が軽い患者さんにはお薬が処方されないこともあります。
※ 薬物治療で注意すること
効果を感じない、副作用があらわれた、症状が治まったなどの理由で、自分の判断で抗うつ薬の服用を中止したり、量を減らしたりすると、症状が悪化したり再発したりする可能性があります。
医師から決められた服用量と服用期間を守ることが大切です。抗うつ薬に関して疑問があれば、医師に相談しましょう。
多くの抗うつ薬は、効果があらわれるまでに2~3週間かかります。また、抗うつ薬を飲み始めた当初は、効果よりも副作用のほうが先にあらわれる場合もあります。副作用のあらわれ方は人によって異なります。服用する抗うつ薬の副作用については、服用を開始する前に医師から聞いておきましょう。自分が服用する抗うつ薬の副作用について知っておくことは、副作用への適切な対処につながります。
「精神療法」
精神療法では、患者さんの考え方やできごとへの対処法を見つめなおし、患者さんのこころをサポートします。
代表的な精神療法として認知療法や行動療法があります。認知療法では、自分自身の考え方(認知)の傾向を理解して、より現実的で問題が解決しやすい「もののとらえ方」を学びます。行動療法では、自分自身の行動を分析して、行動に変化や修正を加えることで、行動によるこころの状態変化を学びます。
★ うつ病を予防・改善するための食事
栄養の偏りがないように、バランスよく、1日3食きちんと食べましょう。
特に朝食は、生活リズムをつくるうえで重要なので、必ずとりましょう。
うつ病の改善や予防につながる栄養素
・ビタミンB1・・・豚肉、ウナギ 、玄米 、ナッツ
・ビタミンB2・・・レバー、ウナギ、納豆、卵
・ビタミンB6・・・刺身、レバー、鶏肉、納豆、ニンニク、バナナ
・ビタミンB12・・・貝類、レバー
・葉酸・・・緑黄色野菜(葉物野菜) 、納豆、レバー
・ビタミンD・・・キノコ類 、魚介類
・メチオニン・・・牛乳、乳製品、肉、魚、ナッツ、大豆製品、卵、ホウレン草
・トリプトファン・・・牛乳、乳製品、肉、魚、ナッツ、大豆製品、卵、バナナ
・チロシン・・・牛乳、乳製品、肉、カツオ節、シラス干し、大豆製品、卵、
アボカド
・DHA、EPA・・・青魚(サバやイワシなど)
・鉄分・・・レバー、赤みの肉、魚介類、海藻、青菜類、納豆
・亜鉛・・・カキ(貝)、ウナギ、牛肉、レバー
ひがし薬局健康ニュース令和2年10月号 新聞版
便秘について知ろう!
【便秘とは?】排便回数が減る、排便が苦痛、残便感がある、腹痛、お腹の張りなど
【便秘の症状】
「何日も便が出ない」「お腹が張る」「お腹が痛い」「便が硬く、出す時に強くいきむ」など、排便時に苦痛や不快感がともなう場合は「便秘」の症状かもしれません。
・排便回数の減少・・・一般的に「排便が週に3回未満」が目安
・排便時の不快感(なかなか出ない、強いいきみ、残便感など)
・腹痛やお腹の張り(腹部膨満感)
・頻回便・・・一度にたくさん出ず、コロコロした硬い便が少量ずつ1日に何度もでる
・頭痛、胃痛、胃もたれ・・・ストレスとの関連が大きい。頭痛や胃の痛みなどを訴える「機能性ディスペプシア(FD)」、胸焼けなど訴える「胃食道逆流症(GERD)」が便秘に合併
【原因】大きく2つに分類
〇原因がはっきりしている・・・腸の器質的な異常が主な原因:器質性便秘(消化器疾患)、症候性便秘(全身疾患)、薬剤性便秘
・器質性便秘(大腸がんやクローン病など消化管の病気が原因)
・症候性便秘(糖尿病やパーキンソン病など内科的な病気が原因)
・薬剤性便秘(抗コリン薬や抗うつ薬など。特に高齢者は多剤併用が多いため注意)
〇原因がはっきりしていない・・・生活習慣やストレスが主な原因
・機能性便秘(もっとも一般的なタイプ):偏食や運動不足といった生活習慣の乱れやストレスなどにより、腸の働きが低下することで生じるタイプの便秘
・便秘型IBS(腹痛・腹部膨満感を繰り返すタイプ):便秘や腹痛、お腹の不快感が繰り返しあらわれるタイプの便秘
原因をもっと詳しくみてみよう
- 直腸・肛門付近の筋肉や感覚が弱まっている
- 食事の量や水分が足りていない
- 便を運ぶ大腸の働きが弱まっている
- 病気で腸管が狭くなっている、腸の一部に異常が生じている
【治療法】
〇薬物療法
・下剤・・・刺激性下剤、塩類下剤、膨張性下剤
・上皮機能変容薬・・・近年登場した薬。腸の粘膜細胞の受容体あるいはチャネルに作用し、水分分泌を促進することにより便通を改善する
・消化管運動賦活薬・・・消化管の壁内にある受容体を刺激して、運動促進させる
・漢方薬
〇生活指導
睡眠不足や生活リズムの乱れなどはNG!!
・食事、排便、睡眠、運動など規則正しい生活習慣を身につけよう
・毎日トイレに行く、トイレのための時間をとる、適切な排便姿勢(前傾姿勢)をとるなど排便習慣をつける
・適切な運動(ウォーキング、体操、ストレッチ)やツボ・マッサージは自律神経のバランスを整え、腸管の働きを調節するメリットがある
〇食事療法
・1日3回バランスのよい食事をとる
・水分を十分にとること、野菜や果物などの食物繊維やヨーグルトなどの乳酸菌を含む食材をとる
〇心理療法
ストレス解消、リラックスした状態になると副交感神経が優位な状態となり、腸の働きが整えられるメリットがある
慢性の便秘症状があり、つらい症状や不満が解消されない場合は、一人で悩まず医師に相談して適切な治療を受けることが大切です!!
ひがし薬局健康ニュース令和2年9月号 新聞版