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ひがし薬局健康ニュース令和3年11月号 

アトピー性皮膚炎について知ろう

3つの特徴「かゆみのある湿疹」「よくなったり悪くなったりを繰り返す」「アトピー素因を持つ」

 

〈原因〉皮膚のバリア機能が低下した乾燥状態に、アレルゲン(ほこり、ダニ、食べ物など)の侵入やストレスなどの多様な環境的要因が重なって起こると考えられている。

 

  • アトピー素因とは?
  • 本人または家族がアレルギー性の病気(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息など)を持っていること
  • アレルギーと深い関係がある免疫物質「IgE抗体」を作りやすい体質を持っていること

 

[体質的な要因に環境的な要因が重なって起こる]

〇体質に関する要因:アトピー素因、皮膚のバリア機能低下

〇環境に関する要因:・アレルゲン(食物、ダニ、ハウスダスト、花粉)

・アレルゲン以外の刺激(汗、衣類の摩擦、乾燥、ひっかき傷、洗剤など日用品、化粧品など)

・その他(寝不足、過労、ストレスなど)

 

〈主症状〉「かゆみがある」「特徴的な湿疹と分布」「繰り返す」

 

部位:顔、耳や首回り、脇の下や肘の内・外側、ももの付け根、膝の表・裏側など

 

〈対策〉「薬による治療」「スキンケア」「悪化因子への対策」

 

(薬物療法)ステロイド薬や非ステロイド性抗炎症薬、免疫抑制薬が主

症状のレベルに合わせた治療は不可欠!

 

(かゆみを抑えるための工夫)

・冷やす・・・冷たい水で洗って薬を塗る、保冷剤や冷たいタオルで冷やす

・室温を一定に保つ

・爪は短く

・服やシーツは肌へ刺激の少ない綿素材を選ぶ

・早めの就寝

 

 

 

〈予防〉

(原因がわかっている場合は取り除く)

〇ハウスダストや食べ物など、原因は人それぞれ

検査をしてもわからないこともあれば、逆にどのアレルゲンにも反応が高く、原因の特定が難しい場合もある。

わかっている場合はできるだけ除去する努力や工夫をすることが大切。

 

〇こまめな掃除と換気

[掃除]

  • 1日1回は掃除機をかけるのが理想
  • エアコンフィルターや家具の上、電気のかさ、カーテンなどの掃除
  • ぬいぐるみは時々洗い、天日干しする

[換気]

  • こまめな空気の入れ替え
  • 湿度50%以下、室温20~25℃が理想

 

〇寝具やカーペットのお手入れ

  • 畳やカーペットよりフローリングにする
  • 布製のソファより皮製のソファにする
  • 布団は天日干しか布団乾燥機で乾燥させた後、掃除機でダニの死骸を除去
  • 枕カバーやシーツのこまめな洗濯(防ダニ加工をしたものを使用しても〇)

 

(スキンケアでしっかり洗浄・保湿)

〇やさしく洗って清潔に

[洗う時のポイント]

  • ぬるま湯で肌を湿らす。熱い湯は、皮脂を奪い乾燥の原因に。
  • 洗浄料(ボディシャンプー、石けんなど)はよく泡立ててやさしく洗う。
  • ゴシゴシと強くこすらない(ナイロンなど刺激の強い素材で洗わない)
  • 洗いながら掻かないように意識する。
  • 洗浄料成分を皮膚に残さないように十分に洗い流す。

なお、熱すぎる湯に長くつかると皮膚が乾燥するので注意しましょう。39℃を目安に。

 

〇洗った後は十分に保湿を

保湿剤は刺激が少なく、使用感のよいものを選び、たっぷり塗りましょう。

 

 

〈おすすめの食べ物4選〉

〇白ごま・・・からだを潤す働きを助ける すりつぶす、ペーストを活用

〇松の実・・・抗酸化の食材(皮膚の乾燥や乾燥した咳、便秘改善)

おやつにナッツとして、サラダや炒め物に加える、クッキーやケーキのアクセントに

〇はとむぎ・・・水の巡りをサポートしたり、胃腸の働きをよくする手助け 雑穀やお茶

〇白きくらげ・・・からだを潤す働きを助ける

トロトロ煮込んでデザート、水でもどしてサラダや炒め物

 

アトピー性皮膚炎は「どう付き合っていくのか」の意識が非常に重要です。

当たり前のことですが、栄養バランスのよい食事をする、早寝早起きの規則正しい生活を心がける、ストレス発散方法を見つけるなど、心身の健康を心がけ、自律神経や免疫機能のバランスを整えるようにしましょう!

 

 

2021年11月10日