〒811-2103
福岡県糟屋郡宇美町四王寺坂1-29-3
地図はこちら>>
TEL:092-404-7117
FAX:092-404-7118
〒839-1321
福岡県うきは市吉井町729-12
地図はこちら>>
TEL:0943-76-9300
FAX:0943-75-5275
〒839-0851
福岡県久留米市御井町695-11
地図はこちら>>
TEL:0942-65-7165
FAX:0942-65-7167
便秘について知ろう!
【便秘とは?】排便回数が減る、排便が苦痛、残便感がある、腹痛、お腹の張りなど
【便秘の症状】
「何日も便が出ない」「お腹が張る」「お腹が痛い」「便が硬く、出す時に強くいきむ」など、排便時に苦痛や不快感がともなう場合は「便秘」の症状かもしれません。
・排便回数の減少・・・一般的に「排便が週に3回未満」が目安
・排便時の不快感(なかなか出ない、強いいきみ、残便感など)
・腹痛やお腹の張り(腹部膨満感)
・頻回便・・・一度にたくさん出ず、コロコロした硬い便が少量ずつ1日に何度もでる
・頭痛、胃痛、胃もたれ・・・ストレスとの関連が大きい。頭痛や胃の痛みなどを訴える「機能性ディスペプシア(FD)」、胸焼けなど訴える「胃食道逆流症(GERD)」が便秘に合併
【原因】大きく2つに分類
〇原因がはっきりしている・・・腸の器質的な異常が主な原因:器質性便秘(消化器疾患)、症候性便秘(全身疾患)、薬剤性便秘
・器質性便秘(大腸がんやクローン病など消化管の病気が原因)
・症候性便秘(糖尿病やパーキンソン病など内科的な病気が原因)
・薬剤性便秘(抗コリン薬や抗うつ薬など。特に高齢者は多剤併用が多いため注意)
〇原因がはっきりしていない・・・生活習慣やストレスが主な原因
・機能性便秘(もっとも一般的なタイプ):偏食や運動不足といった生活習慣の乱れやストレスなどにより、腸の働きが低下することで生じるタイプの便秘
・便秘型IBS(腹痛・腹部膨満感を繰り返すタイプ):便秘や腹痛、お腹の不快感が繰り返しあらわれるタイプの便秘
原因をもっと詳しくみてみよう
- 直腸・肛門付近の筋肉や感覚が弱まっている
- 食事の量や水分が足りていない
- 便を運ぶ大腸の働きが弱まっている
- 病気で腸管が狭くなっている、腸の一部に異常が生じている
【治療法】
〇薬物療法
・下剤・・・刺激性下剤、塩類下剤、膨張性下剤
・上皮機能変容薬・・・近年登場した薬。腸の粘膜細胞の受容体あるいはチャネルに作用し、水分分泌を促進することにより便通を改善する
・消化管運動賦活薬・・・消化管の壁内にある受容体を刺激して、運動促進させる
・漢方薬
〇生活指導
睡眠不足や生活リズムの乱れなどはNG!!
・食事、排便、睡眠、運動など規則正しい生活習慣を身につけよう
・毎日トイレに行く、トイレのための時間をとる、適切な排便姿勢(前傾姿勢)をとるなど排便習慣をつける
・適切な運動(ウォーキング、体操、ストレッチ)やツボ・マッサージは自律神経のバランスを整え、腸管の働きを調節するメリットがある
〇食事療法
・1日3回バランスのよい食事をとる
・水分を十分にとること、野菜や果物などの食物繊維やヨーグルトなどの乳酸菌を含む食材をとる
〇心理療法
ストレス解消、リラックスした状態になると副交感神経が優位な状態となり、腸の働きが整えられるメリットがある
慢性の便秘症状があり、つらい症状や不満が解消されない場合は、一人で悩まず医師に相談して適切な治療を受けることが大切です!!