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冬の感染症にご注意を!!~ノロウイルスから身を守ろう~
ノロウイルスってどんなウイルス?
ノロウイルスは毎年冬場に流行する、感染性胃腸炎の原因となるウイルスです。主にヒトの手指や食品などを介して感染し、おう吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。
ノロウイルスに対する治療薬や予防のワクチンはありません。感染力が非常に強く、感染者のおう吐物やふん便中に含まれる数百万~数億個のうち、わずか10~100個程度で感染すると言われています。
どうやって感染するの?
①食品や飲料水からの感染と②ウイルスに感染した人を介しての感染があります
感染すると、どうなるの?
感染すると、1~2日で発症します。吐き気、おう吐、下痢、腹痛などを引き起こし、発熱することはあっても高熱になることはあまりありません。通常、これらの症状が1~2日続いた後、自然に回復しますが、お年寄りや子供の場合は、頻回の下痢をおこし、脱水症状などで入院が必要となることがあります。また、感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。しかし、そんな人のふん便にも発症者と同じくらいのウイルスが潜んでいるため、二次感染の予防対策に注意が必要です。
感染しないためにはどうすればいいの?
1手洗いをしっかり行いましょう
手洗いは手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です。帰宅時や調理を行う前、食事前、トイレの後に、流水と石鹸による手洗いを行いましょう。
- 手洗いが不十分になりやすい部位を意識してしっかり洗いましょう
- 指先、指の間、爪の間、親指の周り、手のしわ、手首など
手洗い後、手指消毒用アルコールなどで手指を消毒しましょう(次亜塩素酸ナトリウムは手荒れを起こすので使用しないでください)
2食品はしっかり加熱!!
食事はなるべく火を通したものをいただきましょう。
特に貝類は、しっかり加熱した状態であれば感染しませんが、お年寄りや子供、体調の悪い人が、生や不十分な加熱状態で食べると、感染するリスクが高まります。二枚貝(主に牡蠣、シジミ、アサリなど)を食べるときは、中心部まで十分加熱調理(85~90℃で90秒以上)しましょう。
3キッチンや調理器具の消毒
調理台や非金属製の調理器具は洗剤などを使用して十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(0.02%以上)で浸すように拭き取ります。
ただし次亜塩素酸ナトリウムは金属をさびさせる性質があるので、包丁などの金属製調理器具や食器類はアルコールによる二度拭き、または、熱湯(85℃で1分以上)による加熱が有効です。
4頻繁に手で触れるものを清潔に保つ
手や食器、調理器具類を清潔にすることはもちろん、ドアノブや手すり、トイレ、イスなど、家族皆で使用する共有箇所のウイルス除去も大切です。ドアノブや手すり、家具などの金属部に次亜塩素酸ナトリウムを用いて消毒すると、さびが生じ、使用した場所によっては元には戻せないこともあるので注意しましょう。消毒後、十分に薬剤をふき取るようにしましょう。
正しい汚物の処理方法
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ふん便や吐物を処理をする場合は、部屋を十分に換気し、使い捨ての手袋やマスクをつけ、タオルやペーパータオルなどでおう吐物を除去します。その後、次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)やアルコールで消毒します。おむつや拭き取りに使用したタオルやペーパータオルは、ビニール袋に密閉し、漏れないようにして廃棄しましょう。